2016.01.09
行かねばならぬ・・・・・・・・・
私の人生の師匠・親友とも言える御大が亡くなった。
といっても実際に亡くなったのは昨年のことだったらしい。
年賀状を出しても返事が来ないと思っていたら
息子さんから、知らせなくて申し訳なかったという詫びと共に知らせがありました。
縁あってお付き合いして・・・もう20年以上かなぁ?
親子以上に歳の違うその方とは、妙に馬があって
いろいろな話をし、笑い、意見を言い合い・・・
最近は年賀状と暑中見舞いのやりとりだけになっていたけれど
魂は一緒
命のバトンを受け取りたいと思う方のお一人でした。
シベリアに抑留され、戦後何年も経ってから帰国を果たしたというだけで
どれほどの経験を積んできたか・・・
そして、どれだけの体力と、精神力があったか・・・
偲ばれようというものです。
でも温厚でいつも笑顔の好々爺たる風貌からは
そんな経験の気配は微塵も感じられませんでした。
でも高い人格と強い意思の持ち主であることは
言葉の端はしから伝わる方でした。
これぞ、隠しても隠しきれない徳というものでしょう。
とうとう逝ってしまったかという思い。
と同時に大変な苦労をされた人生を見事に全うされて
ようやく安らかな世界に逝かれて、何やらほっとした思いとが
交錯します。
もう声も聞けないけれど、なんとか気持ちを伝えたく
お花を送ることにしました。
空の上から「ほっほっほぉ、いやいやいやぁ~!
気にしないでください」なんて言ってるのが聞こえますが・・・
何としても、別れの言葉を送らねばならないと思いました。
多分聞いている・・・・でしょう。
私は簡単ではあるけれど、惜別の言葉を真剣に書き、花屋へ急ぎました。
冬とて、夕闇迫る時間でしたが車を飛ばしました。
いつもだったら、目が悪いから車も運転したくないし
風邪引きで体がだるいけれど
花屋が閉まっていないことを祈って・・・車を飛ばしました、
でもどんなに夕方のこの混んだ道路でも、私は事故らないだろう、
そんな確信がありました。
多分、空からその方が導いてくれているから・・・・
私は何の心配もせずに、花屋へ到着し
何の躊躇もためらいもなく、手続きをし
明日には仏前に花は届くことでしょう。
きっと受け取ってくれると信じています。
きっと声が届くと確信します。
人は地位や持っているお金や名声で価値が決まるんではない
誰にも奪うことのできない人徳というものがあると教えてくれた人。
私がこれからも目標にしていきたい人
この言葉を伝えるために、私はどうしても行かねばなりませんでした・・・
さようなら・・・・・・・・・・
今までのご縁をありがとうございました。
向こうで会いましょう!
待っていてください、そしてそれまでは私を見守っていてくださいね。
さようなら、安らかに・・・・
合掌

白や黄色の菊の花はやめて
優しい色合いにしてくださいとお願いしました。
といっても実際に亡くなったのは昨年のことだったらしい。
年賀状を出しても返事が来ないと思っていたら
息子さんから、知らせなくて申し訳なかったという詫びと共に知らせがありました。
縁あってお付き合いして・・・もう20年以上かなぁ?
親子以上に歳の違うその方とは、妙に馬があって
いろいろな話をし、笑い、意見を言い合い・・・
最近は年賀状と暑中見舞いのやりとりだけになっていたけれど
魂は一緒
命のバトンを受け取りたいと思う方のお一人でした。
シベリアに抑留され、戦後何年も経ってから帰国を果たしたというだけで
どれほどの経験を積んできたか・・・
そして、どれだけの体力と、精神力があったか・・・
偲ばれようというものです。
でも温厚でいつも笑顔の好々爺たる風貌からは
そんな経験の気配は微塵も感じられませんでした。
でも高い人格と強い意思の持ち主であることは
言葉の端はしから伝わる方でした。
これぞ、隠しても隠しきれない徳というものでしょう。
とうとう逝ってしまったかという思い。
と同時に大変な苦労をされた人生を見事に全うされて
ようやく安らかな世界に逝かれて、何やらほっとした思いとが
交錯します。
もう声も聞けないけれど、なんとか気持ちを伝えたく
お花を送ることにしました。
空の上から「ほっほっほぉ、いやいやいやぁ~!
気にしないでください」なんて言ってるのが聞こえますが・・・
何としても、別れの言葉を送らねばならないと思いました。
多分聞いている・・・・でしょう。
私は簡単ではあるけれど、惜別の言葉を真剣に書き、花屋へ急ぎました。
冬とて、夕闇迫る時間でしたが車を飛ばしました。
いつもだったら、目が悪いから車も運転したくないし
風邪引きで体がだるいけれど
花屋が閉まっていないことを祈って・・・車を飛ばしました、
でもどんなに夕方のこの混んだ道路でも、私は事故らないだろう、
そんな確信がありました。
多分、空からその方が導いてくれているから・・・・
私は何の心配もせずに、花屋へ到着し
何の躊躇もためらいもなく、手続きをし
明日には仏前に花は届くことでしょう。
きっと受け取ってくれると信じています。
きっと声が届くと確信します。
人は地位や持っているお金や名声で価値が決まるんではない
誰にも奪うことのできない人徳というものがあると教えてくれた人。
私がこれからも目標にしていきたい人
この言葉を伝えるために、私はどうしても行かねばなりませんでした・・・
さようなら・・・・・・・・・・
今までのご縁をありがとうございました。
向こうで会いましょう!
待っていてください、そしてそれまでは私を見守っていてくださいね。
さようなら、安らかに・・・・
合掌

白や黄色の菊の花はやめて
優しい色合いにしてくださいとお願いしました。
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