2010.01.04
母親
子どもたちが去って、
普段は忘れていた昔のことを沢山思い出したなぁと思い返しています。
これも、お正月の効用の一つかもしれません・・・
自分が若い母親だった頃のこと、かわいい子どもの姿、久しぶりに思い出しました。
と同時に懐かしい風景もまた思い出しました。
昔、昔~の事。
学生時代に、当時のボーイフレンドとふるさとの駅からそれぞれの大学に戻る時のことです。
あれはたぶん夏休みの終わる初秋時分だったと思います。
駅で列車を待っていると友人は
「ちきしょ~重てえなぁ!」とギターケースを持て余していました。
「なんでギターがそんなに重いの?」と聞くと
「これ見ろよ」とケースを開けて見せました。
そしたらギターを入れた後の小さな隙間という隙間に
さまざまな大きさに手作りしたいくつもの袋にお米を入れたものが
沢山詰めてありました。
ゆるくお米を入れて、形が変わるように工夫してあります。
一つ一つ出してまとめれば、けっこうな分量のお米です。
「わぁ~!」と言いつつ
当時の私は「よく考えたもんだねぇ」と同情しつつも
深くは考えませんでした。
でも遠い、行ったことも無い都会で暮らす息子に
せめてお米があればと、荷物の一つであるギターケースを前に
一生懸命袋を作っている彼のお母さんの姿を思うと
今になってふと涙ぐむような気持ちになるのです。
それは決して特殊ではなく、当時の母親はみんなやることは違っても
みんなそんな無償の愛を持っていたように思います。
私の母もそうでした・・・
かといって母親になれば、どの時代も母親は同じかと言うと
自分の姿を思い浮かべてみると明らかに、そういう母親度は薄くなっている・・・
自分はあんなに無心に子どもを思う母親ではないなぁ・・と。
母親になった以上、いつまでという期限は無い・・
いくつになっても、いつになっても、死ぬまで母親であり続けなければならないのだ・・・
だとすれば、到底及びもしないあの母親の姿に
少しでも近づくように自分を諫めなければなぁ・・と
改めて感じたこのお正月でした。
普段は忘れていた昔のことを沢山思い出したなぁと思い返しています。
これも、お正月の効用の一つかもしれません・・・
自分が若い母親だった頃のこと、かわいい子どもの姿、久しぶりに思い出しました。
と同時に懐かしい風景もまた思い出しました。
昔、昔~の事。
学生時代に、当時のボーイフレンドとふるさとの駅からそれぞれの大学に戻る時のことです。
あれはたぶん夏休みの終わる初秋時分だったと思います。
駅で列車を待っていると友人は
「ちきしょ~重てえなぁ!」とギターケースを持て余していました。
「なんでギターがそんなに重いの?」と聞くと
「これ見ろよ」とケースを開けて見せました。
そしたらギターを入れた後の小さな隙間という隙間に
さまざまな大きさに手作りしたいくつもの袋にお米を入れたものが
沢山詰めてありました。
ゆるくお米を入れて、形が変わるように工夫してあります。
一つ一つ出してまとめれば、けっこうな分量のお米です。
「わぁ~!」と言いつつ
当時の私は「よく考えたもんだねぇ」と同情しつつも
深くは考えませんでした。
でも遠い、行ったことも無い都会で暮らす息子に
せめてお米があればと、荷物の一つであるギターケースを前に
一生懸命袋を作っている彼のお母さんの姿を思うと
今になってふと涙ぐむような気持ちになるのです。
それは決して特殊ではなく、当時の母親はみんなやることは違っても
みんなそんな無償の愛を持っていたように思います。
私の母もそうでした・・・
かといって母親になれば、どの時代も母親は同じかと言うと
自分の姿を思い浮かべてみると明らかに、そういう母親度は薄くなっている・・・
自分はあんなに無心に子どもを思う母親ではないなぁ・・と。
母親になった以上、いつまでという期限は無い・・
いくつになっても、いつになっても、死ぬまで母親であり続けなければならないのだ・・・
だとすれば、到底及びもしないあの母親の姿に
少しでも近づくように自分を諫めなければなぁ・・と
改めて感じたこのお正月でした。
スポンサーサイト